2006.04.20

竹島海洋調査に思う

今回の竹島海洋調査。
激しい外交戦が繰り広げられていますが見通しが付かないですね。

「韓国独自の海底地形名称の申請をしなければ、調査を延期する」 と日本が言えば、
「日本が計画を即刻撤回すれば交渉は可能」 と韓国。

これではまるでチキンレースです。

フォークランド紛争っぽいですが、12,000平方kmのフォークランド諸島に対して、0.23平方kmの竹島。
海外から見たら、「あんな岩の塊のような島を巡って熱くなるなよ」 と見られてるかもしれませんね。

「竹島」 がどちらの領土なのかはさて置いて、今回の件はどうなるかはやはり心配です。

国連海洋法条約上認められていない 「調査船の拿捕」 を平然と示唆する一方的な韓国の主張には個人的には呆れます。
が、韓国としては、「自分の領土である」 と信じて疑ってないわけです。
そこに平然と踏み込まれれば、彼らの立場としてはそりゃ腹も立てるでしょう。
当然日本は、調査船を送ることを表明すれば、韓国がどのような対応を示すかは分かっていたはず。
一方韓国も、実際に調査船を拿捕すれば国際法違反だということも分かっているはず。
しかもそんなことをした上で、6月の国際会議で海底地形に韓国名称を提案しても認められないことは分かってるはず。
韓国の潘基文外交通商相は次期国連事務総長選への出馬を表明しているわけですしね。(正直初めて知った)
今回の件はたぶん、お互いが 「立場を示した」 という状況だと思う。
韓国は韓国で彼らのやり方でね。
第一、竹島の権利を主張して争い合っても、得られる物より失う物の方が多いことは明らか。
竹島に限らず、関係の悪化は何の特にもなりません。

でもどうなるんだろ。

個人的な予想としては、韓国としては 「海底地形名称の申請」 は絶対取り下げないと思う。
韓国にとっては竹島は韓国の領土。
「申請の取り下げ」 はそれを覆すようなものですからね。
一方日本は、調査船を送ったということで、どのような形であれ、世界に立場を表明したわけで、ある意味世界にメッセージは送れている。
そうなると、落とし所は、「送り込んだ調査船」 に対して 「配備した警戒態勢」。
これの同時撤退。
日本は別の方法で 「海底地形名称の申請」 のストップを働きかける。

早期沈静化(?)を考えるなら、思い付くのはこれだけです。

ただ、個人的には海洋調査は実行して欲しいですね。
その上で落とし所を見つけて欲しい。

今回のニュースを見てると、軍事力を持つ国に対して、防衛力しか持たない国ができる行動って限られてるなと感じます。
簡単に撃鉄を起こす相手に 「やってみろよ」 とは言えない。
というか、言わない。
ある意味それでバランスが取れてるのかも。
良いか悪いかは別としてね。

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